一駅隣にある実家の地元駅、保谷駅からひばりヶ丘方向に相変わらず狭くて危ないバス通りを辿り、その昔「武蔵野」と言う広大な庭を持ったお屋敷を使った北京料理の店の後を左に見て、道がクランクになるところの右側の、昭和のゲタばきビルの奥まったところにある無化調をうたったラーメン屋さんです。

入口右の券売機で何にしましょうか。

基本、しょうゆ、塩、煮干しの三択。
普通、味玉付き、チャーシュー2枚と味玉、かけ、の4バリエーション。
つけ麺はしょうゆと味玉付きの2種。
ご飯は、ライス、玉子かけご飯、チャーシュー飯の3種。
特製しょうゆ 950円をポチり。
店内はカウンターのみ10席ほどでしょうか。照明はやや暗めですね。
まだ前の方の器が下がっていませんが、すぐ片付けますと案内されました。
ここに券を置いてくださいと指示通りに券を置き着席です。
先客は、14時を回って、ひと段落ですかね。
2名が食事中。1名がつけ麺待ち、親子が待ちと、5人ほど。
寡黙な店主一人で回しているのですね。
調理場のカウンターの高さが高く、客席カウンターの上の高さと同じと言うなかなか見ないセッティングなので、座ると丁度目線でラーメンが作られて行きます。
カウンターのへりにはこだわりのスープ、麺などの説明が張り出されています。
しょうゆは、生醤油から火を通してブレンドしているんですね。
丁寧に作っていますね。スープは、一人分ずつ小鍋で温めて沸騰させないように気を付けながら、返しを割っています。
湯切りに相当こだわっているようです。

さて15分ほどで着丼。
小振りの丼ですが深さがあります。
スープの上には油の膜がしつかりと張っていますね。綺麗な透明なスープです。極端に熱くありませんから最初からスープを味わうことができます。
醤油がカチッと立って旨味の1つになっていますね。比内地鶏の丸鶏とガラから取ったスープが奥行を出してます。
麺は小麦を感じる中細麺。美味しい麺です。こだわっているので、麺の硬さはリクエスト出来ませんが、パーフェクトな茹で加減とコシ、香りが良いですね。
天草ポークを使ったチャーシューは、柔らかく、脂の部分はとろけますね。
こだわり感がストレートに感じる美味しいラーメンでした。
2017/9/16