本日の2軒目は、東日暮里の住宅街にポツンとあるこちら。
アクリルテントに浜田屋とだけ書かれています。
貸切です。奥に長く右側にカウンター。椅子が8席。
カウンターの上は見事にビニールで仕切られています。
ぐるりと見てもメニューも料金表もありません。
奥からお母さんがいらっしゃいと出てきました。そば?うどん?と聞かれるので、蕎麦半分で。えっ?半分でいいの?ハイ。
入口そばのカウンターの揚物ケースをササッと見て、春菊天と紅生姜天をお願いします。
冷蔵庫から半玉の麺を出して湯掻き、手を伸ばしてトレーを取って、むんずと春菊天を載せ、さらに先にある紅生姜天のトレーも取って載せてくれます。ネギを散らしたらつゆを注ぎ完成。ぶっきらぼうともいえるお母さん。
お値段なんと340円!間違えてないっすか?激安です。
所々に開けられた30㎝×40㎝ほどの窓から丼を渡されます。
天ぷらは大きいのですが厚さは無くペラ天です。
蕎麦は茹で麺の柔め。つゆはやや濃い目ですがすっきりとしています。
薄くカリッと揚げられた天ぷらは、衣も薄造りなので蕎麦の上に載った春菊天はすぐに解けて蕎麦と絡みます。
紅生姜天は、ピリッとした辛さがカリッとした揚げ具合と合いますね。
びっくり価格ですが、立ち食い系としては上の方ですね。
ごちそうさまと言って、雨やまないねぇと言えば、
そうだねぇ風邪ひかないようにねと優しく声をかけてくれます。ツンデレなお母さん、こんなところに下町の女将さんの気概と優しさが感じられた、心に残るお店でした。
2021/3/13
私、浜田屋さんには20年近く通いましたが、一度もお蕎麦を食べたことが無いんです。
なぜなら、競輪新聞の前夜版を買いに行ってた次第で。
2件隣のビルがその競輪新聞社(通称・赤競)で、お店の画像の左に写っている赤い幟が、それです。
けいのむ
が
しました